Latest open artifacts #25:DeepSeek V4.1 Flash 1017と米中のオープンモデル規制の動き
Latest open artifacts (#25): DeepSeek V4.1 Flash 1017, American-made models, and new regulatory controls in the US & China
Interconnectsの第25回オープン成果物まとめは、米中両政府がオープンウェイトモデルへの規制を模索している点と、DeepSeekが社内推論スタックDeepInferを公開した点を取り上げている。MOFCOMは最先端AIモデルの国際共有に事前承認を求める政策案を公表し、DHSはDeepSeekを連邦民生調達のベンダーから除外する命令を出した。注目モデルとしてMiMo-V2.6-Pro-RL、DeepSeek-V4.1-Flash-1017、Beam-1.0-501B-A23Bなどを紹介している。
MOFCOMが公表した政策案は法律ではなく、最先端AIモデルなど一部技術の国際共有に政府の事前承認を求める内容である。ただしオープンソース技術は自動承認とされるため、反応は過剰だと筆者は見ている。一方で地政学の専門家には、将来中国のAI産業を規制する枠組みになり得ると捉える声があり、Manusの西側企業への売却のような事例を防ぐ狙いだとする見方もある。米国ではDHSがDeepSeekという企業とそのモデルを連邦民生調達のベンダーから外す命令を出した。DeepSeekの出力で学習したモデルの扱いは不明で、NVIDIAのNemotronが学習レシピでDeepSeekモデルに依存してきた点も挙げ、国内のオープンモデル基盤の必要性が高まると述べている。Zhipu AIはすでにEntity Listに載っている。
DeepSeekは社内の推論スタックDeepInferを公開した。vLLMやSGLangより自社モデルに対してはるかに効率的とみられ、このスタックでトークンを販売した場合の粗利率は最大90%との推定がある。筆者は、主要ラボが社内の効率的なツールを共有したのは初めてだと指摘し、推論事業者の採用が進めばDeepSeekモデルの価格が下がる(または利益率が上がる)と見ている。Kimi K3.1も近く公開されるとの噂があり、メタデータが公開ライブラリに現れ始めている。
注目モデルとして、XiaomiMiMoのMiMo-V2.6-Pro-RLは、MiMo V2.5と同じベースにより多くのRL計算資源を投じたもので、Artificial Analysisのオープンモデル首位とされる。DeepSeek-V4.1-Flash-1017は552B-A16Bで画像入力に対応し、MITライセンスである。DeepSWEの性能と価格のパレートで優位に立つという。ReflectionのBeam-1.0-501B-A23Bは、Apache 2.0で公開された米国製オープンモデルとして最も強いとされ、トークン効率の高さが特徴である。ほかにCloudflareのclef、NVIDIA-Nemotron-3.5-Super-VL-120B-A12B-NVFP4なども挙げられている。
出典: Interconnects (Nathan Lambert) · interconnects.ai