Import AI 464:FableのGPUカーネル生成、AIによる業務自動化、アナログ計算
Import AI 464: Fable writes GPU kernels; AI automation; and analog computation
Jack ClarkのニュースレターImport AI 464は、FableがKernelBench-Megaで18.71倍の高速化を達成したと伝えた。Remote Labor IndexではAIの成功率が2.5%から16.1%に上昇し、OSWorld 2.0では最高でも20.6%にとどまった。JDの在庫管理システムOxygen AIICと短編小説も収録している。
Fableは、RTX PRO 6000 Blackwell上でCudaコードを書き、最適化されたPyTorchのベースラインに対して18.71倍の高速化を記録した。比較対象はClaude Opus 4.8(Triton)の14.4倍、GLM-5.2(Triton)の11.14倍、GPT 5.5(Triton)の4.34倍である。デコードされるトークンごとにcooperative kernelの起動が1回だけという点が特徴で、他の高スコア案は4〜14回に分割していた。Clarkは、カーネル設計はAI研究開発の基礎的な作業であり、再帰的自己改善につながりうる指標だと位置づけている。
Center for AI SafetyとScale LabsのRemote Labor Indexは、オンラインのフリーランス案件をエンドツーエンドで実行できるかを測る。成功率は2025年10月の公開時の2.5%から2026年7月には16.1%になった。7月の更新ではGPT-5.5が6.3%、Opus 4.8が8.3%、Fable 5が16.1%だった。Clarkは、人間が新しい強みを生み出す速度よりAIの能力拡大の方が速いという側面に賭けると述べている。
OSWorld 2.0は、複数のプログラムをまたぐ長時間のコンピュータ操作タスク108件で構成され、31の自己ホスト型ウェブサイトを含む。タスクの中央値は人間で約1.6時間、OSWorld 1.0の約48倍である。最強設定のClaude Opus 4.8(最大thinking、バッチ化したツール呼び出し)でも二値正解率は20.6%、部分スコア正解率は54.8%だった。OSWorld 1.0は2025年7月の約30%から最近は約75%(MiniMax M3、2026年6月)まで伸びており、Clarkは同様の上昇を見込んでいる。
JDは、利用者7億人、数百億規模のSKUを抱える在庫管理向けのOxygen AI Item Centerを論文で公開した。数万のカテゴリを扱い、1日に数億件の商品更新をHuawei Ascend NPU上で処理するという。オントロジーを別の知識ベースとして外出しして再学習なしで更新する設計や、軽量な専門家モジュールを追加する増分学習が特徴である。末尾には、汎用計算が禁止されアナログ計算に移行した世界を描く短編も載っている。
出典: Import AI · importai.substack.com