AISI Japan、OpenAI「Astra」のサイバー攻撃能力が「Critical」に達したと紹介
AI情報通:9月3日15時の情報
AISI Japanは、OpenAIが開発中のモデル「Astra」のサイバー攻撃能力を同社基準の「Critical」と評価したと紹介した。OpenAIは開発・提供の一部を遅らせ、提供開始時は高度なサイバー機能の利用対象を一部の試験利用者に限定する方針である。あわせて英国FCA、Google、Anthropic、Microsoftの関連発表も整理している。
OpenAIは2026年9月1日、開発中のモデル「Astra」のサイバー攻撃能力が同社の評価基準「Critical」に達したと公表した。適切なツールとアクセス権限が与えられれば、未知の脆弱性を発見し、人間が手順ごとに指示しなくても攻撃手法を作り出せると説明されている。「Critical」と評価したのは今回が初めてである。
OpenAIはより強力な安全対策が必要になるとして、Astraの開発・提供の一部を遅らせた。不正なサイバー利用につながる要求を拒否するための訓練や、許可されていない行動を検知・停止する監視体制を強化したという。提供開始時には、高度なサイバー機能を使える対象を一部の試験利用者に限る方針も示されている。
その他の情報として、英国金融行為規制機構(FCA)は、脆弱性の発見が修正能力を上回る速さで進む可能性を指摘したレビューを公表した。モデルの導入だけでなく、検出された脆弱性を人が確認して優先順位を判断し、実際の修正につなげるツールや統制、体制の整備が重要だと述べている。
OpenAI、Google、Anthropicが同時期にサイバー能力の高いモデルを限定提供とする方針を示しており、各社の安全対策を並べて比較しやすい。
出典: AISI Japan: Activity · aisi.go.jp