Mistral、Mistral Medium 3.5を公開 VibeとLe Chatにリモートエージェントを追加
Remote agents in Vibe. Powered by Mistral Medium 3.5.
Mistral AIは、128B denseのオープンウェイトモデルMistral Medium 3.5をパブリックプレビューで公開し、Mistral VibeとLe Chatにクラウド上で動くリモートエージェントを追加した。SWE-Bench Verifiedで77.6%、τ³-Telecomで91.4を記録したとしている。Pro、Team、Enterpriseプランで利用でき、APIは入力100万トークンあたり$1.5、出力$7.5である。
Mistral Medium 3.5は指示追従、推論、コーディングを1組の重みに統合した初のフラッグシップ統合モデルで、コンテキストウィンドウは256k。推論の強度はリクエストごとに設定でき、ビジョンエンコーダーはゼロから学習したという。重みは修正MITライセンスでHugging Faceに公開され、最小4基のGPUでセルフホストできる。Le Chatの既定モデルとなり、Vibe CLIではDevstral 2に置き換わる。
リモートエージェントでは、コーディングセッションがクラウドの隔離サンドボックスで動き、複数を並行実行できる。起動はMistral Vibe CLIまたはLe Chatから行い、ローカルのCLIセッションをクラウドへ移すこともできる。実行中はファイル差分、ツール呼び出し、進捗、質問を確認でき、完了後はGitHubでプルリクエストを作成して通知する。GitHub、Linear、Jira、Sentry、Slack、Teamsと連携する。想定する用途はモジュールのリファクタリング、テスト生成、依存関係の更新、CI調査、バグ修正などである。
Le Chatには新しいWorkモード(Preview)も加わった。新しいハーネスとMistral Medium 3.5で動き、メール、予定、ウェブ、社内文書を横断した調査やレポート作成、Jiraのイシュー作成、Slackへの要約送信などを複数ツールの並列呼び出しで進める。コネクターは既定で有効で、各ツール呼び出しと思考の根拠が表示される。メッセージ送信やデータ変更などの機微な操作では、権限に応じて明示的な承認を求める。
ベンチマークでは、SWE-Bench Verifiedの77.6%がDevstral 2やQwen3.5 397B A17Bを上回ると説明している。評価は最大の推論設定で実施され、一部は自己報告の値である。NVIDIAのbuild.nvidia.comのエンドポイントとNVIDIA NIMでも試用できる。
128B denseモデルの公開とクラウド型エージェントの提供が同時に示され、価格や自社ホスト要件も併記されているため、導入判断の材料にしやすい。
出典: Mistral AI News · mistral.ai