Mistral、組み込みコネクタとMCP対応のAgents APIを発表
Build AI agents with the Mistral Agents API
Mistralは新たにAgents APIを発表した。コード実行、Web検索、画像生成、MCPツールの組み込みコネクタと、会話をまたぐ永続メモリ、エージェントのオーケストレーション機能を備え、Chat Completion APIを補完する枠組みとして提供される。SimpleQAではWeb検索の併用でMistral Largeが75%、Mistral Mediumが82.32%となった。
Agents APIはMistralの言語モデルに、コード実行、Web検索、画像生成、MCPツールの組み込みコネクタと、会話をまたぐ永続メモリ、エージェントのオーケストレーションを組み合わせたものである。Chat Completion APIを補完し、エージェント型のユースケースを実装しやすくする専用フレームワークと位置づけられている。
コネクタの内訳は次のとおり。コード実行はサンドボックス環境でPythonを実行し、数値計算、データ可視化、科学計算に使える。画像生成はBlack Forest LabのFLUX1.1 [pro] Ultraを用いる。Document LibraryはMistral Cloud上の文書をエージェントが参照できるようにし、RAG機能の基盤になる。Web検索は最新情報やニュースなどを組み合わせた回答を可能にする。SimpleQAの精度は、Web検索なしだとMistral Largeが23%、Mistral Mediumが22.08%で、検索ありでは75%と82.32%になった。
会話管理はステートフルで、各会話は履歴をエントリとして保持する。会話はagent_idを指定して特定のエージェントから始める方法と、モデルと補完パラメータを直接指定して組み込みコネクタをすぐ使う方法がある。開発者が履歴を自分で追跡する必要はなく、過去の会話を確認し、任意の時点から続行や分岐ができる。会話の開始時も継続時もストリーミング出力に対応する。
オーケストレーションでは、必要な数のエージェントをそれぞれ異なるツールとモデルで作成し、どのエージェントが他へタスクを引き継げるかを定義する。例として、金融エージェントが会話の内容に応じてWeb検索エージェントや計算エージェントに作業を委任する構成が挙げられている。デモとしてGithub連携のコーディングアシスタント(DevStral利用)、Linearチケットアシスタント、財務アナリスト、旅行アシスタント、栄養アシスタントがあり、いずれもcookbookが公開されている。
組み込みコネクタ、永続的な会話、複数エージェントのハンドオフがAPI単位で整理され、エージェント実装の設計要素を把握しやすい。
出典: Mistral AI News · mistral.ai