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One Useful Thing (Ethan Mollick)· Ethan Mollick·· 2026年6月10日AIスコア61

Ethan Mollick、Mythos級モデルClaude 5 Fableの使用感を報告

What it feels like to work with Mythos

AIによる概要

Ethan Mollickは、公開される最初のMythos級モデルClaude 5 Fableに早期アクセスし、従来の公開モデルを大きく上回ったと評価した。Claude Codeで等時線マップや研究用ソフトConcordを作らせ、人間の関与が極めて小さいままAIが成果物を完成させたと述べている。一方でトークン消費の多さやガードレールの過剰な作動も指摘している。

解説

Mollickによると、Fableは複数ページの仕様書に沿って最長で十数時間作業を続けた。サイバーセキュリティ用途はガードレールで実質使えないため、それ以外の分野で試したという。1回のプロンプトと1回のフィードバックで学術的な社会科学論文を書かせたほか、すべての単語がsで始まる10ページの詩や、Claude Codeで作るゲームも試した。Claudeは画像を生成できないため、ゲームの絵や3Dオブジェクトは数式だけで作られている。

等時線マップの例では、1881年の原図に似たスタイルで作るよう提案され、Mollickが同意して作業が始まった。Fableは主に安価なClaude Sonnetと思われる複数のAIを起動して調査させ、2,200件超の実際のフライト、TGVから新幹線までの鉄道時刻表、各国の道路速度を集めた。並行してコードを書き、検証用のエージェントとテストも走らせた。グリーンランドなど遠隔地が推定値だったため修正を指示すると、互いの結果を検証し合う敵対的なエージェント群のワークフローが動き、Pitcairn島への船の頻度やOttawaからGrise Fjordへの行き方まで調べた。

最も野心的な例は、人間の回答を分類して評価する研究向けのソフトである。Mollickが19ページの設計書を作らせて実行させたところ、Fableは9時間半働き、複数のデータセットを取り込んで人間とAIの判断を較正し、分析まで行うConcordを作った。専門家として誤りや抜けも見つけ、修正させたが、成果の規模は従来を超えていたという。コードは公開されており、残るバグはソフトウェアエンジニアが直す必要があるため、今後コーダーはむしろ必要になるかもしれないと述べている。

限界として、FableはOpusの2倍の価格で、トークンを大量に消費する。ただし安価なモデルへの委任で実費は下がる可能性がある。セキュリティ上のわずかな兆候でもガードレールが働き、性能の低いClaude 4.8 Opusに切り替わる頻度が高すぎるとも指摘する。文体にはClaude特有の癖が残る。Mollickは以前の「魔法使い」という比喩に対し、今の自分は発注者に近いと述べ、操縦ではなく委託、過程ではなく成果へ仕事が移ったと整理している。この状況が一時的なインターフェースの問題か、能力が高いほど人の出番が減るという方向かは、後者の可能性が高いと見ている。

出典: One Useful Thing (Ethan Mollick) · oneusefulthing.org