Anthropic、プロアクティブなエージェントアプリClaude Duetのリサーチプレビューを開始
Introducing Claude Duet
Anthropicは、Claudeがプロアクティブなエージェントとして働くアプリClaude Duetのリサーチプレビューを開始した。iOS、Android、claude.aiで提供し、ProとMaxプランに含まれる。まず米国のProとMaxユーザーが対象で、ウェイトリスト登録が必要である。
Claude DuetはClaude Opus 5.5を軸に設計されたアプリで、毎朝、接続したアプリ上の重要事項をまとめた短いブリーフを送る。日中は接続アプリを見守り、注意が必要なときだけメッセージを送る。会議の日程調整のような事務作業から、ダッシュボード作成、財務や売上の予測、プロトタイプ、Webアプリ構築まで、依頼できる範囲は広い。
動作面では、Claudeアカウントのメモリ、スキル、接続アプリを引き継ぐ。テキストか音声で1つの継続スレッドからやり取りする。独自のブラウザを備えた仮想マシンで動くため、PCやスマートフォンの電源を入れておく必要はない。接続アカウントの確認は数時間おきで、常時確認するとプランの上限を早く消費するためだという。メッセージの頻度や内容は指定できる。
承認の仕組みとして、メッセージ送信、支払い、署名、削除の前には実行内容を示して承認を待つ。証券取引や口座間の送金は、承認があっても行えない。認証情報はClaude Managed Agentsと同じ設計で扱い、パスワードやサインイン用トークンを直接見ることはない。操作はauto modeの分類器で承認され、プロンプトインジェクション対策にはブラウザ利用の研究が生かされている。レッドチームと外部企業によるペネトレーションテストも実施済みである。
機密情報については専用の分類器と安全用のシステムプロンプトを追加した。クレジットカード番号や公的身分証明など最も厳格な区分の情報は共有要求を拒否し、健康や個人の資産に関する情報は、ユーザーが明示的に指示した場合のみ通す。
連携先はClaude Marketplaceの6,000以上のコネクターとプラグインで、Gmail、Slack、QuickBooks、Stripe、Gusto、LinkedIn、Docusign、HubSpot、Canva、Shopifyなどが例に挙がる。購入にはStripeのLinkの仮想カードやShop Payを使う。1Passwordのログイン情報の利用などは近日対応予定である。
現状は初期版で、スレッドの誤読や緊急度の判断ミスがあり得る。航空券予約のような個人の用事は得意でなく、ブラウザ画面もまだ表示できない。Claude Duetは本体のClaudeアプリとは別のアプリで、利用上限はClaude全体と共有し、バックグラウンド確認や大きなタスクは通常の会話より多く消費する。
承認が必要な操作や認証情報の扱い、利用上限の消費など、常時動作するエージェントの設計上の判断が具体的に書かれており、比較の材料になる。
出典: Claude Blog · claude.com