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Google DeepMind Blog·· 2026年9月3日注目記事AIスコア75

Google DeepMind、Gemini 3.8 FlashとGemini 3.8 Flash Cyberを発表

Introducing Gemini 3.8 Flash and 3.8 Flash Cyber

AIによる概要

Google DeepMindは、推論とコーディング性能を高めたGemini 3.8 Flashと、サイバーセキュリティ特化のGemini 3.8 Flash Cyberを発表した。3.8 Flashは入力$0.75、出力$3.75(100万トークンあたり)の導入価格で、HLE-Verifiedで54.9%を記録した。Cyber版は新設のFairwind Programを通じ、信頼された防御者のみに提供される。

解説

Gemini 3.8 Flashは3.7 Flashから、ソフトウェア開発、エージェント型タスク、専門領域の多段階推論で改善したとされる。DeepSWE v1.1では、より大きなフロンティアモデルの多くを上回り、低コストで複雑な開発課題を自律的に解くという。Vals Finance Agent V2やHarvey's Legal Agent Benchmarkでも3.7 Flashや他のフロンティアモデルを上回ったとしている。

性能向上の背景には、追加の推論ステップを実行し、ツールを繰り返し呼び出す設計がある。そのため、特に高い effort レベルではトークン使用量が増える場合がある。計算効率を重視する用途では、低い effort レベルを使うか、引き続きサポートされる3.7 Flashを使う選択肢が示されている。

Gemini 3.8 Flash CyberはCyberGymで、3.5 Flash Cyberやはるかに大きなフロンティアモデルを上回った。20のプログラミング言語にまたがる社内ベンチマークでは、脆弱性の発見成功率が70%を超えた。自動パッチ生成ではCWE-Benchでpass@1が47.2%で、先頭のフロンティアモデルの47.8%に近く、コストは大幅に低いとされる。攻撃的な悪用よりも脆弱性修正を優先して開発したという。

Googleの社内事例も挙げられている。Chrome Securityチームでは、はるかに大きな商用モデルの2.6倍の正しいパッチが得られた。Wizの社内ペネトレーションテストでは、再現率が+7.5〜9.7%高く、コストは2.3〜5.2倍低かった。Cloud Vulnerability Researchチームは、通常は数か月かかる重大な基盤的脆弱性を2時間未満で見つけたという。

安全面では、3.8 FlashにCBRNとサイバー攻撃の悪用に対する保護策がある。Cyber版はサイバー向けの緩和策がより緩やかなため、信頼された防御者に限定される。3.8 FlashはGoogle Antigravity、Google AI Studio経由のGemini API、Android Studio、Stitch、Gemini Enterprise、Google AI ProとUltra向けのGeminiアプリなどで使える。Cyber版は政府機関、重要インフラ事業者、ソフトウェアメンテナー向けに申請を受け付けている。

注目の理由

汎用のFlashと防御者向けのCyberを同時に出し、価格、ベンチマーク、提供条件まで整理されており、用途に応じた使い分けを判断しやすい。

出典: Google DeepMind Blog · deepmind.google