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TechCrunch AI· Tim Fernholz·· 1 時間前注目記事AIスコア80

OpenAIとAnthropic、指数時間仮説(ETH)を反証したと主張 研究者が分野への影響を語る

Frontier AI labs say their models refuted the Exponential Time Hypothesis. What does that mean?

AIによる概要

OpenAIは数学・計算機科学・物理の3分野の難問に対する解を公開し、そのうち1件は指数時間仮説(ETH)を反証するものだと主張した。Anthropicも数時間後に独自の反証を公表した。MIT教授のRyan Williamsは、結果が正しければ過去10年のETH依拠の論文を見直す必要があると述べている。

解説

OpenAIは3つの長年の難問への解を公開した。うち1つが、計算の難しさを理解する上で重要な前提とされてきたETHの反証である。分野ごとに公開方法は異なり、数学者向けにはGitHubで公開し、計算機科学者は作業部会を作って証明の公開とOpenAIによるカンファレンス資金提供を求め、物理学者の作業部会は結果の公開方法を決めるという。Anthropicの数学者Levent Alpögeは、OpenAIが既存の研究を基にしている可能性を指摘し、その数時間後にAnthropicも独自のETH反証を公表した。

計算機科学側の対応を取りまとめるのはMIT教授のRyan Williamsである。同氏は今月初めのOpenAIの証明の大量公開を「数学者へのDDOS攻撃」と批判したが、分野にとって重要な課題を導くため協力に応じたという。OpenAIは、ETHを1999年に発表したRussell ImpagliazzoとRamamohan Paturiと共に解釈を依頼した。最初の取り組みとして、研究者に意見を求め、AIによる貢献の規範を議論する公開書簡を出した。Williamsは証明について、定型的な部分もあるが、2、3の異質に見える部分があり、コミュニティ全体で取り組むべきだと感じたと話す。

ETHはP vs NP問題に連なる仮説で、特定の論理パズルでは変数が増えると最速のアルゴリズムでも指数的に時間がかかると述べる。両社の主張は、モデルがそのパズルを準指数時間で解くアルゴリズムを見つけたというものである。正しければETHは偽となり、P = NPに近づく道が開く可能性もある。Williamsは、P = NPの妥当性にもう少し重みを置くべきだが、これが最終的な答えではなく、OpenAIのアルゴリズムが最良とは考えにくいと述べた。

ETHを前提とした論文は多く、主張が成り立てば見直しが必要になるため、Williamsはカンファレンスの支援を求めたという。暗号への影響についても、OpenAIの科学責任者Dan Robertsに最初に確認し、同社はある程度確信を持って破られる暗号はないと答えたという。Williamsは次世代の科学者の育成に懸念を示しつつ、AIによって研究者はより野心的な問いを立てるよう迫られていると語っている。

注目の理由

OpenAIとAnthropicの主張に対し、計算複雑性の研究者Ryan Williamsが分野の受け止めと今後の作業を語っており、背景を整理しやすい。

出典: TechCrunch AI · techcrunch.com