Sarashina2.2-OCRデモアプリケーション、JSAI2026で展示
SB Intuitionsは2026年6月の第40回人工知能学会全国大会(JSAI2026)で、OCRモデル「Sarashina2.2-OCR」を用いたデモアプリケーションを展示した。30億パラメータの日英対応OCRモデルで、縦書き・表・数式を含む文書をMarkdownに再構成する。VJRODaではCER 22.6、BLEU 79.9を記録し、dots.ocr(CER 40.1、BLEU 71.5)を上回った。
SB Intuitionsは2026年6月の第40回人工知能学会全国大会(JSAI2026)で、OCRモデル「Sarashina2.2-OCR」を用いたデモアプリケーションを展示した。30億パラメータの日英対応OCRモデルで、縦書き・表・数式を含む文書をMarkdownに再構成する。VJRODaではCER 22.6、BLEU 79.9を記録し、dots.ocr(CER 40.1、BLEU 71.5)を上回った。
日本AISIは2026年5月29日、米OpenAIとMoCを締結し、AIの安全性評価やベンチマーク、サイバーセキュリティでの協力可能性を探ることで合意した。同月の海外動向では、EUが人工知能に関する特定規則の簡素化案で暫定合意し、米NISTがAI Safety Institute ConsortiumをNIST AI Consortiumに改名した。
ABEJA Insight for Retail(IfR)は、リリース後の顧客ヒアリングを「価値検証フェーズ」として開発サイクルに組み込んだ。ヒアリング内容は「PBIの種」として起票し、KA法による定性分析と並行して整理する。顧客接点を持つ全員が気づきを起票できる仕組みで、まだ運用開始直後である。
ELYZAのコーポレートグループは、法務、経理、労務、総務、社内IT・セキュリティ、データファクトリーの管理、秘書業務などバックオフィス全般を約10名で担い、事業成長の加速と会社基盤の整備を担っている。組織は2025年4月の約50人から2026年3月までに約80人へ拡大した。マネージャーの市川さんは、管理ではなく「アクセラレーター」として動く姿勢と、バリュー"Long Term Greedy"への共感を重視する採用方針を語っている。
AISIは2026年5月21日、生成AIの安全性とセキュリティーを評価するベンチマーク構築プロジェクト「JAI-Trust」のイベントを東京都内の会場とオンラインの併用で開催し、約500名が出席した。分科会発表ではバイアス、AIとの対話によるリスク、偽情報/誤情報、Jailbreak、情報漏洩、エージェントモデル、マルチモーダル、ロボティックスなどの検討状況が共有された。後半のパネルディスカッションでは、リスク管理の重要性と評価基準の標準化の必要性が議論された。
カラクリは、ボイス事業への参入と新製品「KARAKURI voice agent」を発表した。通話後のCRM連携、申請作成、チケット起票、メール送信までAIが自動完結させる設計である。業務の完結件数に応じて課金するアウトカム課金モデルを実証中で、デザインパートナー企業を募集している。商用リリース時期は未定である。
カラクリは、王子ネピアのお客様相談室に生成AI活用の顧客管理システム「KARAKURI CXM」を提供した。スキンケアカテゴリー参入を機に、ナレッジの属人化解消と電話音声からのVOC自動抽出に取り組む。工場の対策報告書の理解と回答文作成は30分から5〜10分に短縮された。
Sony AIは、効果音生成に特化した基盤モデルWooshを発表した。ライセンス済みのスタジオ品質ライブラリで学習した非公開モデルと、公開データで学習した公開モデルの2種類を並行して開発した。公開モデルはオープンウェイトと推論コード付きで、非商用の研究・実験向けに提供される。
Google DeepMindとGoogle Researchが開発したAI気象モデルWeatherNextは、2025年10月のハリケーン・Melissaがジャマイカにカテゴリー5で上陸すると5日前に予測し、NHCの警報発令を支えた。予測の確度は5日前で80%、3日前には100%近くに達したという。NHCの2025年の検証報告では、進路と強度の両方で最も高性能な個別モデルとされた。
ELYZAが2026年5月にコーポレートVI(ビジュアル・アイデンティティ)を刷新した。コンセプトは「仮説と実証を繰り返し、未踏を切り拓く」で、シンボルは濃い青の正方形と薄い青の正方形で「あたりまえ」と「未踏」の領域を表す。「ELYZA Works」のロゴもコーポレートロゴに準じて変更される。
カラクリは、業務動画を撮影するだけでPC業務を自動化するAIアプリケーションを開発した。TENTIALのカスタマーサポートでの実証実験では、お問い合わせの振り分け作業で年間約200時間の業務削減を確認した。Geminiが動画から手順書を自動生成し、GENIAC第3期で開発した8Bパラメータの視覚言語モデル「KARAKURI VL2」がPC操作を自律実行する。初期設定は約15分である。
AIセーフティインスティテュート(AISI)が、2025年度の活動状況をまとめた「AIセーフティ年次レポート2025」を公表した。関連レポート等を取りまとめた補完資料「AIセーフティ ファクトシート2025」も併せて公開している。AIの急速な進展に対応するため、国内外の関係機関や企業等との連携など今後の取り組みと狙いも記載している。
カラクリは「U18スタートアップ人材育成プログラム」の運営事業者として、2026年3月27日に福岡市のFukuoka Growth Nextで中高生向けの生成AI活用ワークショップを実施した。申込者21名のうち15名が参加し、生成AIの基礎講義、プロンプトの体験、社会課題を起点にしたビジネスアイデアの発表を一日で行った。実施後アンケートでは、満足度が96%、「また参加したい」が88%だった。
Japan AI Safety Institute(AISI)は、LLMの安全性評価基準を産官学で協働構築する「JAI-Trust」プロジェクトのイベントを2026年5月21日に東京都千代田区のイイノホール&カンファレンスセンターで開催する。各分科会の成果・論点の共有、AISIとパートナー団体による発表、ディスカッションが行われる。現地参加に加えオンライン配信もあり、参加費は無料である。
LayerXはAgenticSecをグループに迎え、セキュリティ領域に進出した。LayerXとして初のM&Aであり、今後もM&Aを強化する方針である。AgenticSecはAIエージェントによる自動ペネトレーションテスト製品「AgenticSec Pentest」を提供している。
Sony AIは卓球ロボットAceに関する研究がNature誌の表紙を飾ったと発表した。公式ルールの下でトップレベルの大学生選手やプロ選手と対戦し、エンドツーエンドの遅延は20.2ミリ秒で、エリート人間選手の約230ミリ秒を下回るという。ブログでは開発の経緯、システム構成、今後の課題を解説している。
選定理由:視覚、制御、ハードウェア、シミュレーションからの転移学習を一体で設計した過程と、現状の限界まで開発側の言葉で語られている。
カラクリが、STATION Aiのアクセラレーションプログラム「AI Boost Program」に採択された。本プログラムはソフトバンクおよびNVIDIAの支援のもと、GPUシステムの提供やNVIDIAエンジニアによる技術支援を採択企業に行う。カラクリは、ホワイトカラー業務およびコンタクトセンター業務向けに、安全性を担保したAIエージェント/CUAの開発を加速する方針である。
カラクリが、PC操作を自律実行する国産CUA向け視覚言語モデル「KARAKURI VL2」(8Bパラメータ)を開発し、GENIAC第3期の成果として公開した。自社開発の日本語PC操作ベンチマーク「OSWorld-JP v0.2」(100タスク)の総合スコアは0.331で、Claude Sonnet 4.6の0.593には及ばないが、画像編集(GIMP)とメール操作(Thunderbird)の2カテゴリではClaude Sonnet 4.6を上回った。
AI セーフティ・インスティテュート(AISI)の事業実証WG傘下のデータ品質SWGが、「2025年度 データ品質SWG 活動報告書」を公開した。ユースケース別の重要な品質特性の整理、データ品質マネジメントチェックリストの作成・検証、官報データを用いたデータ品質レベルとAI出力品質の検証を報告している。策定・改定したガイドブックとチェックリストに加え、検証に使った官報データもPDF形式とHTML形式で公開されている。
AIセーフティ・インスティテュート(AISI)が、「AIセーフティ評価環境 検討タスクフォース」の2025年度版検討報告書を公開した。同タスクフォースは2025年10月から複数の民間企業とAISIが共同で組織し、2025年9月にOSSとして公開された評価ツールの今後の方向性や機能強化案を議論してきた。報告書には、メンバによる議論と有識者ヒアリングをふまえて整理した論点がまとめられている。
ELYZAのソリューション事業部でMLEグループのマネージャーを務める近藤昌也氏が、同社の魅力を語るインタビュー。単なる研究開発組織ではなく「社会実装」に注力する点と、職種を超えて助け合うカルチャーを挙げている。2024年11月に入社し、今後は金融、製造、医療、行政、防衛等の領域やVLM、フィジカルAIの社会実装にも挑戦したいとしている。
2026年3月の国内外のAI政策動向を、日本AISIが月次でまとめた。3月17日にはChief AI Officerガイドが公開され、3月27日には総務省が「AIのセキュリティ確保のための技術的対策に係るガイドライン」を策定・公表した。米国では3月20日にAI立法枠組みが発表された。
カラクリ、ジェイテクト、Upstage AIの3社が、AWSジャパンの「フィジカルAI開発支援プログラム by AWSジャパン」に採択された。ジェイテクトの工場における自律型・適応型生産システムの社会実装を目指し、カラクリのLLMと意図理解技術、Upstageの非構造データ構造化技術、ジェイテクトの製造現場の知見を組み合わせる。支援期間は2026年3月から約6ヶ月間で、7月に成果発表会を予定している。
AIセーフティ・インスティテュート(AISI)のヘルスケアサブワーキンググループが、「ヘルスケア領域におけるAIセーフティ評価観点ガイド」を公開した。AIライフサイクルの5つのフェーズごとの評価ポイントと、10項目の評価観点、想定されるリスクを整理している。ガイドの一部はマークダウン形式でも公開され、プロンプトやエージェントスキルを掲載した実践例も提供されている。
LayerXは、新卒採用でも年次にとらわれない報酬評価を実施し、入社時から1,000万円を超えるオファーを可能にする方針を発表した。2025年10月に導入したAI等の利活用による高い生産性に報いる報酬制度を、新卒社員にも広げる。内定者向けには、AIツールの月額利用料を補助するAIツール活用サポート制度も設けている。
ELYZA Labは、LLMのツール利用能力を高めるため、法令検索タスクでAgentic RLによる学習を行った。DAPOで学習した結果、Qwen3系ベースモデルから性能が向上し、Qwen3-32Bベースのモデルはin-domain評価でGPT-5.2と肩を並べた。タスクのデータセットは「ELYZA-MuLQ」として公開される。
ABEJAは、Alibaba社のQwen3-14Bに追加学習を行ったモデル「ABEJA-Qwen3-14B-Agentic-256k-v0.1」を公開した。コンテキスト長は元モデルの128kから256kに拡張され、思考とツール利用を繰り返すAgentic能力の強化を狙っている。ローカル社内ドキュメントの探索を想定して検索系ツールの強化にOpenSearchを採用しており、汎用モデルというよりエージェント利用向けのモデルである。
チューリングが開発した自動運転VLAモデル「DriveHeron」を実車に統合し、10Hz(100ms周期)の制御ループに収めた。VLMの「Heron」を土台に将来の走行軌跡を出力する設計で、出力は回帰型のtrajectory headにより単発推論で得る。TensorRTとFP16の低精度推論により、2B(約20億パラメータ)のVLMでも前後処理を含めて100ms以内を達成した。
LayerXは、AIエージェント事業が成長を牽引し、2026年1月末時点で全社ARR(年間経常収益)100億円に到達した。バックオフィス向け「バクラク」事業と、2024年6月に提供を開始したエンタープライズ向けAIプラットフォーム「Ai Workforce」が柱となっている。同社はT2D3を上回り、Bessemer Venture Partnersが提唱するAI Shooting Starsに近い成長軌道にあるとしている。
Microsoftは、Copilot内の独立した安全な空間として健康管理機能「Copilot Health」を発表した。健康記録、ウェアラブルデータ、健康履歴を一つにまとめ、パーソナライズされた健康インサイトを提供する。段階的に展開し、現在はウェイティングリストへの登録を受け付けている。50を超えるウェアラブル機器(Apple Health、Oura、Fitbitなど)や、米国の5万以上の病院・医療機関からの記録と連携する。健康データは一般のCopilotから隔離され、モデルの学習には使用されない。
AISI Japanが、2026年2月の国内外のAI政策動向をAIセーフティ関連を中心にまとめた月次情報である。米国ではNISTのCenter for AI Standards and Innovation(CAISI)がAI Agent Standards Initiativeの開始を発表し、英国ではAI Alignment Projectへの総支援額が2,700万ポンドに達して計60件のプロジェクトに資金が提供される。韓国政府は「大韓民国AI行動計画」を確定した。
ABEJAは、Qwen3に思考とツール実行を繰り返させてAgentic能力を強化する、SFTと強化学習の取り組みと知見をまとめた。SFTでは、gpt-oss-120bがOpenSearchによるWikipedia検索ツールを使って推論した出力を、正答データへの絞り込みや推論部分の日本語化などで改善して教師データを作成した。強化学習では、Wikipediaを使うマルチホップQAとDeepResearch、e-Gov法令データを使うQAの3タスクをGRPOで学習し、最後にModel Soupで統合した。
AISIと民間企業が共同で検討する「AIセーフティ評価環境 検討タスクフォース」は、2026年2月26日に総会を開催し、総勢100名が出席した。2025年度の活動と、OSSとして公開しているAIセーフティの評価ツール「AIセーフティ評価環境」の概要が共有された。後半のパネルディスカッションでは、AIエージェントが複数のテーマで共通して話題になった。
ABEJAは、GENIAC3期の基盤モデル開発で使用したロングコンテキスト処理性能の評価タスク・ベンチマークと、評価を実行できるリポジトリを公開した。評価にはRULER(NIAH、QA)、LongBench v2、MRCR(OpenAI-MRCRの日本語版を含む)を用いた。新たに作成した評価データセットも併せて公開している。
RAGのRerankerについて、Cross Encoder型と汎用LLM型を検索精度・応答時間・運用コストの観点から比較した。JQaRAではCross Encoder型のcl-nagoya/ruri-v3-reranker-310mがnDCG@10 0.869で最高値を記録し、Multi-hop FAQでは汎用LLMが相対的に高いスコアを示した。さらに汎用LLM型のコスト削減手法により、精度を維持したまま最大40%のコスト削減を達成したとしている。
チューリングは、NVIDIA の映像-テキスト埋め込みモデル Cosmos-Embed1 と Databricks Vector Search を組み合わせ、約54万シーン(約2,000時間分の走行データ)を対象にしたセマンティック検索システムを構築した。映像側の embedding は日次バッチで事前計算し、テキスト側のみ AWS Lambda でリアルタイムに計算する構成とした。
2026年1月のAI政策では、カリフォルニア州のフロンティアAI透明性法(SB53)と韓国のAI基本法が施行された。ETSIはAIモデルおよびシステム向けのサイバーセキュリティ規格「ETSI EN 304 223」を発行し、米CAISIはAIエージェントシステムのセキュリティに関する情報提供依頼を開始した。日本AISIは、AIシステム特有のリスクに起因するインシデントへの対応枠組み「AI-IRS」をまとめた「AIインシデントレスポンス・アプローチブック」を公開した。
「AIセーフティ評価環境 検討タスクフォース総会」が2026年2月26日13:30~17:10に開催される。AISIがオープンソースとして公開している評価ツール「AIセーフティ評価環境」の概要と、検討タスクフォースの活動内容を紹介するイベントである。ハイブリッド形式で参加は無料、参加資格は特になく、申込期間は2月24日17:00までである。
LayerXのバクラク事業部データグループマネージャーである中山貴博氏が、「2026 Snowflake Data Superheroes」に選出された。2026年は全世界で125名(日本で15名)が選ばれている。LayerXは2024年10月からGoogle BigQueryベースのデータ基盤のSnowflakeへの移行を始め、2025年末時点でほぼ完了している。
日本のAI Safety Institute(AISI)が、民間事業者向けにChief AI Officer(CAIO)の設置と運用に関する標準的な実務指針をまとめたガイドブック(案)を公開した。CAIOの役割を明確化し、組織設計、運用プロセス、評価・監督、教育、人材、調達などを統合的に示すとともに、AIライフサイクル全体を対象とする。ガイドブックはドラフト版で、意見を募集している。